Webで使用する画像ファイルの最適化

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マイコミジャーナルで紹介されていた、Webで使用する画像ファイルの最適化方法についてのまとめ。

主に、画質を劣化させることなく画像ファイルサイズを小さくするための方法を紹介。

目次

JPEG

使用ツール: jpegtran (www.ijg.org)

JPEG ファイル最適化のポイント

jpegtran コマンド最適化オプション

$ jpegtran -copy none -optimize src.jpg > dest.jpg
-copy none
JPEG ファイルのメタデータをすべて削除する。
-optimize
ハフマンテーブルを最適化する。

同名で保存する場合は、-outfile を使う。

$jpegtran -copy none -optimize -oufile foo.jpg foo.jpg

jpegtran のインストール

Mac OS X の場合

MacPorts で jpeg をインストールする。

$ sudo port install jpeg

Homebrew で jpeg をインストールする。

$ brew install jpeg

CentOS の場合

yum コマンドで libjpeg をインストールする。

# yum install libjpeg

Windows の場合

jpegtran.exe が配布されているので利用する。

PNG

使用ツール: pngcrush (pmt.sourceforge.net/pngcrush/)

PNG ファイル最適化のポイント

pngcrush コマンド最適化オプション

$ pngcrush -rem alla -brute -reduce src.png dest.png
-rem alla
透過情報以外のチャンクを削除。
-brute
PNG ファイルを最も最適化するための方法を 136 パターン試みる。時間がかかる。(フィルタリング処理、圧縮レベルなどを試みる。)
-reduce
劣化しないカラータイプや色深度に変更する。

-brute オプションは、136 パターンの最適化オプションを総当りで調べるため、ファイルサイズを最小にする最適化オプションを見つけることができるが非常に時間がかかってしまう。代わりに Deflate 圧縮を最大にする -l 9 オプションでもかなりの効果がある。

$ pngcrush -l 9 -rem alla -reduce src.png dest.png

pngcrush のインストール

Mac OS X の場合

MacPorts で pngcrush をインストールする。

$ sudo port install pngcrush

Homebrew で pngcrush をインストールする。

$ brew install pngcrush

CentOS の場合

yum コマンドで DAG リポジトリを利用してインストールする。

# yum --enablerepo=dag install pngcrush

Windows の場合

BlastPNGの簡単な使い方 で PNG ファイルの最適化ツール BlastPNG の解説がされている。

アニメーションGIF

使用ツール: gifsicle (www.lcdf.org/gifsicle/)

アニメーション GIF ファイル最適化のポイント

gifsicle コマンド最適化オプション

$ gifsicle -O2 src.gif > dest.gif
-O2
最適化レベルを指定する。-O2 か -O1 のみ。
-O1 では、互いの画像の変化のある部分のみ使用するように最適化をおこなう。
-O2 では -O1 の最適化に加え、透過を使用しさらにファイルサイズを小さくする。

gifsicle のインストール

Mac OS X の場合

MacPorts で gifsicle をインストールする。

$ sudo port install gifsicle

Homebrew で gifsicle をインストールする。

$ brew install gifsicle

CentOS の場合

yum コマンドで DAG リポジトリを利用してインストールする。

# yum --enablerepo=dag install gifsicle

参考ページ

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